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60年代〜80年代、天童木工のビンテージキャスターチェア [イス]

アームレスと、アーム付き。脚の形状は明らかにヤコブセンの影響。更にこの椅子をまねた別会社の物も有り。「リ・デザイン」というよりも、「オマージュ」というよりも、あまりにもストレートな感じ。黒の焼付け塗装で仕上げた所が日本らしさでしょうか。でも人気の有る椅子達です。過大評価はしたく有りませんが、でも僕も好きです。見ると手に入れたくなります。特にアーム付き。ちなみにこれを剣持勇氏デザイン、と思ってらっしゃる方も多い様ですが、天童木工社の社内デザインです。確か80年代の始め頃まで作っていたと思います。

そういえば以前、天童木工社のお膝元の街に有るとある店舗から、天童木工社の廃番品のデッドストックを大量に仕入れた事がありました。その店舗のご主人がずっと保管されていたそうです。自分にとっては初めてみるデザインの物ばかりで、結構興奮した事を覚えています。おそらく昭和30年代〜40年代にかけて、木の成形、アクリルの成形、硬質発泡ウレタンの成形に関する技術力が日本の家具メーカーではずば抜けていたのでしょう、他のメーカーと比較して、多くのデザイナーが個性的な家具を天童木工社から発表していました。ちなみにメーカーとしては、そういった過去の製品をきちんと保管してるのでしょうか。どうもしていないみたいですね。前職場にいた頃、Arflex JAPANの方が廃番のArflex社の製品(レインボーという名のソファ Arflex JAPAN初めてのオリジナルデザイン)を、自社の資料として買っていかれた、という事もありました。MOMAみたいに収蔵してる団体も無さそうだし...ちょっとさみしい感じがします。


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コメント 2

竹安

こちらの椅子販売はしていないのでしょうか?売っているようであれば値段を教えてほしいのですが、よろしくお願いします
macmac2400jp@yahoo.co.jp
by 竹安 (2006-10-07 13:45) 

hara_taka

申し訳ございません、こちらの商品は売約済みとなっております。ご了承下さい。同じ物が再度入荷しましたら、お知らせいたします。宜しくお願い致します。
by hara_taka (2006-10-14 10:41) 

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