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古い手押しポンプの有る風景 [好き]

北の方角へ仕入れに行く途中の路地に、古い手押しポンプのついた井戸が有る。横には“災害用井戸 飲めません”と比較的新しい立て看板が。ポンプは大分錆び付いているようだが、奥には消防団の倉庫が有り、またわざわざ“飲めません”と表記していることから考えると、まだ現役らしい。

よく考えると、時間と歴史を感じさせ、かつ生活に根ざした現役の古い物を見かけることはあまり無い。それだけにこんな、本当は何でも無い光景にはっとさせられる。文化自体が違うから単純に比較するのは違うかもしれないが、ヨーロッパの、圧倒的な歴史感が残った街並が本当にうらやましくなったりする。それを考えると、古いと言ってもせいぜい昭和の始め頃、つまり70〜80年位前の光景を“古い”光景としてわざわざ有り難がるのもどうかと思ったり、昭和30年代、つまり50年程前の物すら“懐かしい”物として商売のネタになっている状況を思うと、実は相当不自然な事なんじゃ無いかと思ったりする。人の寿命よりも物の寿命の方がはるかに短いんだなと思ったり。


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