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satisfaction? NO! NO! [音楽]

1ヶ月ほど前、一部で絶賛されているINO hidefumi氏のアルバム、“satisfaction”を購入した。打ち込みと思われるドラムとベースに、INO氏の奏でるフェンダーローズ(エレクトリック・ピアノ)がのっかる。渋谷のD.M.R.で視聴してちょっと気に入ったのだが、D.M.R.では7インチシングルの取り扱いだったので、アルバムがあればそちらを、と思いHMVへ。D.M.R.で売られていたシングルの曲はどちらも収録されていたので迷わずアルバムを入手。その前にやはり7インチで発表されていた楽曲にはアルバム未収録のものもあるらしい。しかしスカとかレゲエやFunkならわかるが(本場に近い雰囲気作りという意味で)、音質的には劣る7インチというフォーマットをあえて選び、アルバムを出す前に4枚、しかも限定で発表するという、悪くいえば小賢しい発表の仕方にちょっと引っかかる。

何度か聴いて雰囲気は気に入るものの、音の悪さが気になって仕方が無い。とにかく音が割れる。そういう音作りをしているのだろうか?音楽的にどうこう言う以前の部分でなんだか集中出来ないほどひどい。別にハイエンドなシステムで聴いてる訳じゃなく、普通のプレーヤーとアンプとスピーカなんだけど、ほんと、ツライ。どのCDや7インチもこんな音質だとしたら、ちょっと作り手の神経を疑う。確かに耳心地は良いんだけど、なんだか聴く気がしない。きっとセンスは良いんでしょうが。この音の悪さは世間的にはどう評価されているのだろうかといろいろ検索してみるが、音の悪さに付いて言及している方はほとんどおらず。概ね好意的に聴かれているようだ。amazonのレビューで音の悪さに苦言を呈している方がおられたが、そのレビューはなぜかほどなくして削除されていた。自分もamazonにレビューを投稿したが、これもなぜか音の悪さに付いて言及した部分だけがカットされていた。ちなみにHMVとタワレコによるレビュー(ユーザーレビューではなく)は言い回しが一緒だった。たぶんレーベル側の文言をそのまま写したんだろう。“洗練されたサウンドプロダクションが生み出す、ヴィジョナリーな旅がいま始まる”んだって。ふ〜ん。洗練されたサウンドプロダクションね〜。大型販売店のレビューなんてそんなもんだよね。今もう一度見てみたら、INO氏のレーベルのサイトに書かれたプロフィールの丸写しだという事がわかった。客をなめてないか?これじゃレビューでもなんでもない。ただのプロモーションだよ。同じフェンダーローズ使いなら、以前ご紹介したMadlibのY.N.Q.の方が圧倒的にお勧め。

音が悪いと言えばキンクスの“Live At Kelvin Hall”も有名だけど、こちらはライブ盤で、キンクスがまだ半分ビートバンドな頃のライブという事もあり、音の悪さ故の迫力や説得力があって、その悪音質の塊の向こうに60年代のイギリスを感じて愛聴盤になっている。

でもフェンダーローズをフューチャーした、ラウンジっぽいアレンジや曲調で、しかもスタジオ録音でこの音質はかなり???だ。アパレル業界で人気だとか、BBCで某有名人気DJがかけたとか、そんな事別に関係ないよ。だからどうした?って感じ。権威主義者じゃないし。N.Y.のJoe Claussellのパーティーにkuniyuki takahashi氏が招待されてライブしたって事実の方がはるかに信頼出来る。いわゆる“マーケティング”がうまくいった一例って言ったらちょっと意地悪すぎ?音質が良ければ、酒飲みながら気楽に聴くには結構良いんだけど。うちのステレオがだめなのか?いや、ほかの音源は問題無いから…自分が買ったCDだけ?もし購入された方がおられたら、音について教えて下さい。巷の評価と自分の印象にこんなにギャプがあるのも久しぶり。


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