戦前の三越製「組合食器棚」 [箱モノ]
端正な顔立ちのキャビネットです。背中にこんな表記が。
東京三越加工部製とあります。三越は戦前からオリジナルの家具に力を入れていた百貨店でした。客船の内装も手掛けていたと聞いた事もあります。そして「組合食器棚」との表記も。色々な種類のキャビネットを選んで重ねて使う事の出来る、ユニット式のデザインだったんでしょうね。これは引き戸のキャビネットの裏。「第拾號(第十号)形」とありますから、少なくとも10種類以上のデザインがあったのでしょう。
脚、引き出しキャビネット、引き戸キャビネット、天板の4段重ねになっています。状態も良好。モダン家具の先駆け的存在ですね。
幅845、奥行330、高さ1,030
(売約済み どうもありがとうございました。)
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