戦前のアールデコ調キャビネット [箱モノ]
昭和10年に東京銀座の伊東屋によって製作されたキャビネットです。ナラの無垢材を使用。“伊東屋”の表記がある小引き出し等は何度か仕入れた事がありましたが、大きな家具は初めて見ました。
ロの字型の脚や取手など、アールデコを取り入れたデザインが特徴的で、昭和初期の洋家具の雰囲気をよく表していると思います。
幅1,090、奥行き285、高さ1,075(売約済み どうもありがとうございました。)
天板には厚めのナラ材が贅沢に使用されています。時間が経ったことで、良い風合いになっていますね。
真ん中には引出しが3杯。
両サイドはガラス扉の書棚になっています。
戸枠は明るめの色に仕上げられており、このコントラストでザインが引き締まっているように思います。
ロの字の脚は側面から見た時によく栄えますね。
1番上の引出しに貼られている当時の製品保証のシールには、昭和10年4月5日の日付が見られます。戦前の洋家具がこれだけ良い状態で残っているのもなかなか見かけません。
当時の時代の空気感がよくわかる貴重なプロダクトです。
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