日本楽器のナラ材重ね棚 [箱モノ]
昭和初期に発表された、日本楽器会社(現ヤマハ)製のナラ材の4段重ね棚です。こちらは戦後に作られたものだと思われます。
1897年に創立された日本楽器は、楽器づくりのための技術を使用して、家具も製造にも進出していました。端正なフォルムや釘を使わない技法が特徴で、ユニット式を採用した日本のモダンデザイン黎明期を代表するプロダクトです。
幅700、奥行き240、高さ1,320(売約済み どうもありがとうございました。)
両サイドにアールデコ的な半円状の装飾が施されており、このシリーズならではの個性となっています。
棚のつなぎ目は独特の曲線のデザイン。
内側に使用されている金具も経年でいい雰囲気に変色しています。
ナラ材の木目が綺麗で、落ち着いた雰囲気。
1段ずつ積み重ねて、4段の棚に。
“日本楽器会社製”のプレートあり。
天板などに少しアタリがありますが、全体的には良好な状態です。
一番下の段のボルトが1本欠品していますが、構造的には問題なさそうです。
モダンな装飾の、優雅なデザイン。貴重な、古い日本楽器の家具です。
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