1940〜60年代 ビンテージ観光ポスター3種

続いて観光ポスターをご紹介。
1940〜60年代に印刷された、ビンテージポスター3種。いずれも当時のオリジナルです。額縁付き。

左　額縁　幅750、厚さ7、高さ1,055／イメージ　縦990、横620（売約済、どうもありがとうございました。）
中　額縁　幅615、厚さ7、高さ865／イメージ　縦715、横530　￥15,000
右　額縁　幅540、厚さ7、高さ750／イメージ　縦675、横500（売約済、どうもありがとうございました。）
お取り扱い中


こちらは西ヨーロッパ、ルクセンブルク東部の、ドイツ国境と接するルクセンブルグ最古の町“ECHTERNACH（エヒテナハ）”の観光ポスターです。リトグラフで刷られた、1940年代の物。


山岳を背景に、エヒタナハの伝統的な建物が描かれています。


下にフランス語の“GRAND-DUCHE DE LUXEMBOURG”と、「ルクセンブルク大公国」の意味の表記あり。
赤い字で書かれる“SOCIETE NATIONALE DES CHEMINS DE FER LUXEMBOURDEOIS”とはルクセンブルクの鉄道局のことです。


少しモダンなグラフィック表現とビビッドな色使いが印象的。


作者のサインが刷られていますが、詳細は不明です。


全体的に縁の部分が傷んでおり、経年変化により少し黄色っぽくなっていますが、イラストの色彩は鮮やかできれいな状態です。


続いて、アルゼンチンのオリジナル観光ポスターです。1950年代でしょう。こちらもリトグラフ。

　
アルゼンチンは大西洋に面しているので、釣りの観光をアピールしているでしょう。


下に表記されている“DIRECCION NACIONAL DE TURISMO”とはスペイン語で国の観光局のことです。


同じく全体的に縁に傷がみられますが、大きなダメージはなく、良好な状態です。


続いてもアルゼンチンの観光局が発行したポスターです。1960年代の物で、こちらはオフセット印刷。上部に“PARAISO DE LA CAZA（狩りの楽園）”というコピーが見られます。


鳥や水面に映っている鹿が描かれており、すこし抽象的な雰囲気の作風です。


こちらも作者のサインあり。


どれも独特の個性を感じる、当時の空気感を持つ貴重なオリジナルのポスターです。