“OPEN SESAME!”恩田義則 こどもの写真 レポート [room 103]
終了してから少し日数が経ってしまいましたが、“OPEN SESAME!”恩田義則 こどもの写真のレポートです。
会場は恩田さんのご希望も有り、“写真展”というよりも、もっとくだけた雰囲気に。
子供達が描いた牛や野菜の絵も。
額に入れず、マスキングテープで留めたりテーブルにざっと並べたり、ぶら下げたりして...。ワイワイいいながら、いろいろアイデアを出しながらの恩田さんとの設営も楽しい時間でした。
楽しく、にぎやかな雰囲気で。
オリーブの写真も。こどもの写真も、オリーブの写真も、本質的には一緒なのが恩田さんの写真。
恩田義則写真館は定員の4組のご予約があっという間に埋まりました。
恩田さんと談笑しながら、撮影のイメージを膨らませて。
やはり元オリーブ少女だったそうです。
撮影開始。
外でも撮影。
その場で一緒に見ながら写真をチョイス。
2組めはお母さんと息子さん。
ちょっと恥ずかしがっていた息子さんも、最後にはとても楽しそうな表情を見せてくれました。
そしてご夫婦と小さなお子さんの3人。お母さんは大事に取ってあった古いオリーブを持ってきてくれました。
こどもにはこどもの目線で。
最後の4組目はご夫婦で撮影。
台の上にも上らせちゃいます!これも恩田さんらしいところ。
仕事が早い!
あっという間の4日間、恩田さんと同じ時間を共有できて、そしてたくさんの方に見て頂けて、幸せな毎日でした。喫茶で出店してくれた、たしろりなさん、セキグチテルヨさんのお2人もとても素直な気持ちのよいお人柄で、かつプロフェッショナルを感じさせてくれる、今回の展示には欠かせない要素でした。
誰にでも、何に対しても真っすぐに、真剣に接し、そしてなによりも“楽しい”という感情を大切にされる恩田さん。その“楽しい”という感情は自分にとってはどういうことなのか、それを常に考え意識されているように感じました。決して独りよがりにはならず、ファッション写真であれば、編集、モデル、ヘアメイク、そして何より読者が“楽しい”と感じられること、それが恩田さんにとっての“楽しい”に直結している、そんな印象を強く持ちました。その根っこがしっかりしているから、こどもの写真もモデルの写真も、同じように写っている人間がいきいきして見えるのだろうと。
だからこそ、移り変わりの激しいファッション写真の世界で長きにわたって一線で活躍され、ベテランと呼ばれる年齢にさしかかってもなお表現を広げることが可能だったのでは、と感じました。常に心を開き、素直に感じ、楽しむ姿勢。そしてそれを支える豊かな知識と豊富な経験と確かな技術。
そんなことを間近で感じることができた、とても贅沢な日々でした。
本当にすごい実績をお持ちなのに、まったく偉ぶることなく、来場されたお客様にも本当に気軽に話しかけられていた姿も心に強く残っています。
ご来場頂いた皆様、写真館にご応募頂いた4組の皆様、出店頂いたたしろさんと関口さん、そしてなによりも恩田さん。本当にありがとうございました。
またこれから何かが新しく始まって行く、そんな予感で幕を閉じた今回の展示でした。
どうもありがとうございました。
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