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whatmusic.comに直接発注してみた! [音楽]

イギリスの“Soul Jazz”と並んで目が離せない良質な復刻物を出し続ける“whatmusic”レーベル。出会いは渋谷のDance Music Recordsで手にとったアルゼンチンの“electric, free latin jazz”バンド、その名も“Jazz Band de Free”のLP。初めて耳にするアルゼンチンのジャズ・バンド(確かに“コンボ”よりも“バンド”という表現の方がしっくり来る)の音に一発でヤラレてしまった。言葉で表現するには僕にはボキャブラリーが足りないが、あえて絞り出してみると、中期のSoft MachineにSANTANAをふりかけて思いっきりウッドベースとグルーヴ、って違うかな?でもとにかく初めて体験する素敵な音だった。

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6月14日の選曲から [音楽]

久々に先日のせた盤から3枚程ご紹介。


John Beltranさんの“In Full Color”、Ubiquityからのリリースです。デトロイト出身のプエルトリコ系アメリカ人というルーツらしく、叙情的かつテクノ的な音とラテンの熱さが融合した1枚。日本の蒸し暑い中では1曲目の“Rain In Shibuya”が心地よく響きます。


涼しさというよりも湿度を感じる音。“Madlib以降の...”という表現がHMVのPOPにも現れる、天才Madlib先生のYesterdays New Quintet、スティービー・ワンダーのカバー集“Stevie”から。リズムに南方系の影響多し。だけど、ジャ〜ズ。各メンバーのソロもいちいち要チェックですよ。といってもやってるのは全部先生なんですけどね、1人5役です。おしゃれBossaも嫌いでは有りませんが、引っ掛かるのはやはりこちら。涼しい時よりも暑苦しいくらいの気候にぴったり。


こちらは湿度下げてくれます、Joao GilbertoさんがCaetano Velosoさん、Gilberto Gileさん、Maria Bethaniaさんと共に作り上げた、その名も“BRASIL”。錚々たるメンバーがつくりあげた、高度に洗練されたサンバの息子、とも言えるブラジル音楽の1つの完成形だと思います。もちろんまた違うアプローチでの奥深い世界も有るのですが、この心地よさには抗えません。20年来の愛聴盤。早い時間帯のneljaに合います。

次回は28日の予定です!


SLY MONGOOSE“TIP OF THE TONGUE STATE”〜中田氏引退報道についてもう一言だけ [音楽]


またまたのご紹介です。最近のハイエース号でのヘヴィーローテーションです。先月に続き2度目の登場。LITTLE TEMPOは2回聞いたらすぐ売っちゃいましたが、SLY MONGOOSEは最高です。自分の知る限り、現在の日本最高の(インスト)バンドの1つ。“リアル”な感覚がビシバシです。

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祝nelja3周年! [音楽]


ちょっと遅くなりましたが、neljaさん、祝3周年です!おめでとうございます!ほんとに長く続いて欲しい、素敵なお店です。頑張ってる皆さんの姿を見てて、いつも心地よい気分にさせて頂いております。今後も、宜しくお願いします!で、明日は選曲致します。19時頃からの予定です。入場無料ですので、皆様お気軽に。


で、選曲活動時には欠かせないのが、“STRATA-EAST”レーベルの音源達。STRATA-EASTは1971年にニューヨークで設立されたジャズのレーベルで、オーナーからセルフ・プロデュ−スの権利を持つミュージシャン達まで全てが黒人で構成されており、メジャーなレコード会社からの制約を受ける事無く、数々の素晴らしい作品を発表していった、希有なレーベルです。

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最近仕入れた音源 [音楽]


左から、SLY MONGOOSE“TIP OF THE TONGUUE STATE”、BEN HAPPER“BOTH SIDE OF THE GUN”、JOKI FREUND SEXTET“YOGI JAZZ”。

ずっと愛読していた“MUSIC MAGAZINE”もここの所スルーしてしまう事が多くなりました。特に最近はちょっと過去の“ROCK”に偏り過ぎてる感じがしたり、政治的な事に触れていく割には底の浅さが見えてしまったり、自己検証をする様なスタンスが感じられなかったり...やはり音楽と社会問題を深い次元でつなげて考え、その上商売として成り立たせるのはかなり難しいのでしょうか。中途半端な姿勢がちょっと辛いです。

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4月14日の選曲から [音楽]

3枚程ご紹介です。


まずはシングルから、Theo Parrishの主催するSound Signatureレーベルから、Warren Harris a.k.a. Hannnaの、“Time Hotel Ep”。Theo Parrishの音源はなかなか使いこなすのが難しいのですが、この HannnaのEPは心地よさにTheo Parrishらしい黒さがしっかりとのっかった1枚。4曲全ていけます。Sound Signatureのレーベル・サンプラーも素晴らしかった。やはりデトロイトには特別な何かが今も。


Calm Presents K.f.の“Key Free ”。Calm初の4つ打ち主体のアルバム。アッパーなゴスペルハウスの2曲目も名曲ですが、コルトレーンのあのフレーズが聞こえる10曲目をハウスとジャズの橋渡し的にかけさせて頂いてます。


そして、今音楽的に一番熱い街、バルセロナのラバル地区のアーチスト達を中心にコンピレイトしたアルバム、“Barcelona Raval Sessions 2”。人種が混ざれば音が混ざるのは当たり前、そこにバルセロナの今が重なると...燃えます!これこそが“リアル”な音楽なのだ。

そしてneljaは満席。アダルトなおじさまに、“楽しいですよ〜”とテナーで囁いて頂いたのが嬉しゅうございました。次回は28日です。


明日はneljaにて [音楽]

選曲活動、致します。渋谷neljaにて、19時頃からの予定です。もちろん入場無料ですので、春のお勧めを味わいに、是非お気軽に遊びに来て下さい。


写真はSUSUMU YOKOTA氏の3月に出た新譜、“Wonder Waltz ”。これも持っていきますよ。Skintoneから出ているアルバムは、ジャケも全部YOKOTA氏の手による物なんですよね。素晴らしいジャケ多し。

他にも新譜色々持って行きます。


春のパンジー・ジャケ [音楽]


今日はかなり暖かかったので、春らしくすごくきれいなジャケットの1枚をご紹介。Richard Youngsさんの、“MAY”。って、“5月”じゃん...それはさておき、結構アヴァンギャルドな音楽性を持ったYoungsさんですが、このアルバムはギター弾き語りのスタイル。ミニマルっぽいフレーズを繰り返しながら、ギターの音に寄り添うように歌い上げていきます。このちょっとピントのぼけたパンジーの花のジャケットと調和したイメージ。アメリカ、インディアナ州の“JAGJAGUWAR”レーベルからのリリース。このレーベル、良いですよ。ジャケットのセンスも良し、独特の空気感を持ったミュージシャン達を揃えており、素晴らしいです。商業的成功を求め過ぎておらず、流行りの音表現やグラフィック表現から距離を置きながら、オリジナリティ溢れる、質の高い作品をリリースし続けています。日本では手に入らない音源も多いですが、JAGJAGUWARのサイトでオーダー出来る様です。

出会いは新宿のタワレコ9F、クラシック売り場側の試聴機の一番左側。いわゆる“AVANT POP”系の試聴機でした。そこで試聴して購入したのは数少なかったけど、未知なる音世界との出会いがいつもすごく楽しみで、新宿のタワーに行った時にはまずチェックしてました。最近行って無いな〜、新宿...


ロンドン発、デトロイト経由ニューヨーク行き [音楽]


昨日の素敵なパーティーの様子です。


チームLuftigも忙しそう!

で、昨晩の選曲。まずはロンドンから。
・Party Line:The Kinks まずは60年代のロンドンから。デイヴのボーカルが最高の、ビート・バンド時代の1曲。オリジナルフランス盤の7インチで。ジャケがいかしてるでしょ。

・Let's Go:Pal Joey 大好き!Pal Joey!目指せLoop d' Loopコンプリート。
・Shining - Ian Simmons Rework:Peace Orchestra Tosca周辺は見逃せません。ウッドベースが震えてます。Truby TrioよりもこちらのRemixをチョイスです。Ian Simmonsって、ロンドンのAcid Jazz界隈の人じゃなかったっけ。
・Very Easy To Assemble But Hard To Take Apart:Dream Warriors 一度カナダに入ります。アメリカのHIP HOPよりもロンドンのセンスに近い感じが好きですよ。
・Umi Says:Mos Def 歌ってます。ハモンドはなんと、Weldon Irvine!いわゆるR&Bよりも黒さを感じます。
・Kamaal The Abstract:Feelin' Q-tipのお蔵入りしたソロのプロモ盤から。何でこれがお蔵入りなんだ?マイコンさんも要チェックの1枚。ギターがいいよ。
・Rectify:Moodymann デトロイト着。“デトロイト”と聞くとなにかと反応せずにはいられません。ベースとエレピな、黒い黒いグルーヴ。
・(I Wanna) Testify:The Parliament デトロイトといえばこの人達も忘れちゃいけないでしょ。最初期のサイケでロックなR&B。
・Little Damon:Screamin' Jay Hawkins 出会いはやはり“Stranger Than Paradise”。もう20年以上前なんですね。強烈です。
・Buona Sera:Louis Prima シメは50年代のN.Y.へ。シックなピアノのイントロから一気に爆発し、またしっとりとしたかと思いきや、最後にもう一爆発。最高の“おやすみ”です!いつまでもかけ続けたい1枚。

以上、久々のパーティー仕様でした。あ〜楽しかった。


2006年3月10日のneljaから [音楽]

告知し忘れておりましたが、昨日はneljaにて“Let'Em In”の日でした。またまた昨日の選曲から3枚程のご紹介です。

インド系英国人Nitin Sawhneyさんの4枚目、“Philtre”から。“在英インド人”というイメージから想像する音をはるかに越えた世界観でありながら、自分にとってのリアルさは決して忘れていない1枚。インド歌謡 meets Country Bluesな3曲目、Victor Duplaixとのコラボの6曲目が個人的なお気に入り。


HOUSE界の良心(?)ことBLAZEの3枚組Mix CDから。Defectedの“Soul Heaven”シリーズです。最近M.A.W.もこのシリーズからMix CDリリースしましたね。スティーヴィー・ワンダーを思わせるVocalの“All That I Should Know”を。純粋に良い曲が多いですよね、BLAZEは。“Sapporo”は毎回のせちゃいます。


中古家具屋にうってつけなタイトル、“Flight To Denmark”、Duke Jordan(piano)さんです。1973年冬のコペンハーゲンにてのトリオでのセッション。“雪ジャケ”好きなので。これまた美しいメロ満載の1枚。ジャズだとか何だとか難しい事考えなくても楽しめる1枚です。BassとDrumsはデンマークのミュージシャンの様。買って損は無い1枚。


そして春のお勧めから、“きゃべつとしその水餃子”なんと自家製のポン酢に付けて、ゆず胡椒とすり胡麻を薬味に。キャベツの甘味がうまし。思わず“ビール”と言いそうになっちゃいましたが、車なのでした...neljaに行ったら必ずオーダーすべし。

ちなみにこの日は仕入れ3連戦の最終日でもありました。成績は1勝2敗ってとこでしょうか。結構倉庫はいっぱいなので、ちょうど良かったかも。例のボロボロだったソファも仕上がりましたよ。また御報告します。


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