盤が先か石が先か [日記]
素敵なお帽子ですね、お嬢さん。
しつこく昨日の続き。仕入れた荷物を取りに車を運転している間に思いついたので。
体験を通して盤が大きくなり、石が置かれる。やはりその両方が大事なのだろうと考える。思考しているだけでも、体験しているだけでもバランスが悪い。
体験に基づかない思考は危うい。そもそも盤も石もなければ白と黒をひっくり返す事すらできない。自分自身で体験できる事は少ないが、他者の体験や経験を覗かせてもらう事はできる。それが音楽を聴いたり映画を見たり本を読んだり買い物をしたり会話を交わしたりするという事。
盤を広げて石が並べられても模様を描く事はできない。体験や経験を通してばらまかれた自分の感情を「言葉」として説明できるように整理していく。その行為を「思考」と呼ぼうと思う。そしてその思考に基づき、オセロ的石の配列を始める。
もしかしたら先に石を持っていて、早く並べてみたくてしょうがなかったり、ひっくり返してみたくてしょうがなかったりするのかもしれない。盤が先でも石が先でもどちらでも良いのだ。
体験も思考も両方あって始めてゲームは成立するのだ。「好き」と「嫌い」の話ではないが、白が黒に、黒が白に変わっていく事をためらったり恐れたりしてはいけない。
白と黒のオセロ
好きと嫌いが表裏にしかならなくて
変わることを恐れてました
>体験も思考も両方あって始めてゲームは成立するのだ。
そうですよね
拒否してしまうとそこで終わってしまう
最後にどんな盤を描けるか
体験し、思考することが大事なんですよね
by あまの (2010-12-06 13:00)
そうそう、拒否したらもったいないとおもいます。自分が共感できない作品でも、そこから広がっていく興味とか世界は確実に有る物なので、それはいいきっかけになると思います。
あと、自分が根本的に否定すべき思想がはっきりわかったりもして(笑)。譲れない一線は絶対にありますからね。
by hara_taka (2010-12-07 14:43)