“構成”好き

当店には幾つかの額物も展示しています。その中から2点程平面構成の作品をご紹介です。



Josef Albers（ジョーゼフ・アルバース1888〜1976）のシルクスクリーン・プリントのポスター、“Red-Orange Wall”。1959年の作品ですが、こちらは、1970年にニューヨークのメトロポリタン美術館の開館100周年記念として発行された物です。Josef Albersはドイツ生まれのアメリカ人作家で、バウハウスで教鞭をとった事でも知られています。家具もいくつかデザインしていた様で、最近VITRAからネストテーブルが復刻されました。今でも何点かの作品がポスターとして販売されていますが、この図柄の物は現在は発行されていません。アルミフレーム入り。下の方に“In Commemoration of the One Hundredth Anniversary of the Metropolitan Museum of Art ”の表記あり。右下に薄いシミ、フレームに細かいキズ等があります。

縦660、横840（売約済み　どうもありがとうございました。）

続いて2点目。



こちらのリトグラフは作者については全く不明。タイトルは“GREEN MOON”。“F. Blakemore”とサインがありますが、何者かはわたくしには全く判りません…。この向きで良いのかも不明です。でも色使いと構成の面白さに惹かれて入手してみました。「15 quads of 25(s)」（15/100ってこと？）なんていう表記もあります。

縦695、横695（売約済み　どうもありがとうございました。）

もともと個人的にも具象絵画よりも表現主義的な抽象絵画の方が好きです。デザイン的な要素も感じられる構成絵画はモダンな家具との相性も良いので、飾りやすいと思います。きちんとした作品はなかなか高価な物が多いですので、中古でお気軽に取り入れてみて下さい。