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態度表明するという事 [日記]

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朝の赤岳。山頂でほんの少し東の空が明るくなってきた頃から、太陽が完全に顔を出すまでしばらく空を眺めていた。雲は夜の間に低くなり、雲海が一面に広がる空が徐々に明るくなる様子を見ているのは飽きないものだ。

自分でも「好き」と「嫌い」がはっきりしている性格だと思う。食べる方の好き嫌いはほとんど無いのだが、その他の事に関しては、「これはいい!」と思ったり、「なんか嫌だな…。」と拒否反応を示したくなる事が多い。でも「好き」とか「嫌い」と感じるという事は、間違いなくその対象物に関心があるという証拠。関心がなければ「好き」も「嫌い」もない。そう、気になっているのだ。

そこでもう少し色々考えてみる。「好き」とか「嫌い」と思っている理由は何なのだろうか。特に、なんとなく「嫌い」なんて事は出来るだけ言いたくない。見ず知らずの人とはいえ、なんとなく嫌いなんて言われて嬉しい人はいないだろう。「おいおい、ちょっと待てよ」なんて突っ込みたくもなるだろう。だから「嫌い」と言いたくなるのであれば、なるべくきちんとした理由を提示するべきだと思うのだ。で、「嫌い」の理由を自分なりに分析してみたりする。すると案外その根拠が嫉妬だったりやっかみなんていう下らない感情だったり、情報不足だったりする事があったりもする。単純によく知らないだけだったり、ただの食わず嫌いだったり。でもそれはやはり相手に対して失礼だし、自分にとってももったいないというか、結果的には損な気がする。

そうやって考え続けたり、感じ続けたりしているとあるとき「嫌い」が「好き」に、「好き」が「嫌い」に自分の心が変化してくる事がある。それはそれで素直に受け止める。理由があって変化したのだからいいのだ。そういう変化を受け入れる事もとても大切だと思う。そうして「好き」や「嫌い」理由をきちんと考える事で、自分にとって何が大切で、大事に長く付き合える物なのか、取捨選択が確かになってくるのではないか、などとも思う。

「好き」、「嫌い」、まずは態度表明する事で考えるきっかけになるのだから、それはとても大切な行為なんだと思う。「嫌い」と言う事を恐れずに。しかしその感情に真摯に向き合う事も忘れずに。
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