5周年、6年目。

もう2ヶ月もたってしまいましたが、古道具LET'EM INは5周年を迎え、6年目に突入致しました。本当にありがとうございます。

3月には2件隣りに新しいスペースも出来ました。なんだか流れと言いますか偶然と言いますか、幾つかのそれらの要素が何となく必然に感じられての出来事でした。まだまだ上手く使いこなせていなく、シャッターが閉まっている日が多い現状ですが、少しずつ開けられる日を増やしていけたら、と思っています。気長にお付き合い頂けますと幸いです。

特に大きな目標を立てる事はありませんが、スタッフ共々、ゆっくりと、自分たちの歩幅で、自分たちがするべき事、自分たちに出来る事、自分たちしか出来ない事、それをしっかり考えながら、5周年、6年目という数字を一歩一歩のばしていけたら、と思います。必要以上に個性的である事を意識したり、「正しい」事をしようしすぎたりせずに。

エコロジー的な意味合いでこの商売をしている意識はほとんど無く、社会に貢献しているとも思っていません。ただ好きで、楽しいからしているだけ、そのくらいの感覚で良いのではないかと。ただ当たり前に物とまじめに向き合い、他者とまじめに向き合い、意見や価値観の異なる他者といかに上手に関わりあって、共にこの社会をすこしでもましな方向にしていけるかをきちんと考えること。そのために自分の価値観の許容範囲を少しずつでも広げる事。残る物と残らない物の違いは何なのかを考える事。それらはこの商売を始めてからずっと考えている事ではあります。

仕事も生活も遊びも労働も真剣に、そしてそれらをごちゃまぜにしながら日々を重ねたいと思うのは相変わらず。room 103もそこが基本かなと思っています。あとはそれをどうやって自分たちなりのやり方とベクトルで、時代や流行にも付かず離れずのスタンスで熟成させていけるか。強いて言えば6年目の大きな課題はそこでしょうか。

まだまだ未熟な点だらけで上手くやっていけるのかどうかはなはだ不安でもありますが、今後ともどうぞよろしくお願い致します。