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“フジカワエハガキ” [日記]

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当店の前の通りをもう少し西側(立川方面)に進むと、一件だけ残る四角くてこじんまりした佇まいの、2階建ての古い建物がある。素っ気ないファサードではあるが、気になる存在だった。

当店の前の通りを朝と夕方、ほぼ毎日通る男性がいた。確か、開店した日の1番最初か、2番目か、遅くても3番目くらいのお客様だったと思う。お買い物をして頂いた最初のお客様だったようにも記憶している。

その2つの気になる存在が、ある日結びついた。その男性はドローイング作家の藤川孝之氏で、その建物は藤川さんのアトリエだった。もう20年もこの地で作品を描き続けておられる。ここ数年、この地にも「黄色い鳥器店」さんを始めとして、幾つかの新しいお店ができ始め、いよいよ、藤川さんのアトリエも扉が開き始めた。

「3月13日土曜日13時より、アトリエの玄関先にて、絵葉書、絵、版画、諸国ペン先を販売する一坪店を開店予定です。」 (藤川さんのブログより)

藤川さんがアトリエの扉を開けるきっかけの、「コンコン」と響くノックの役割が果たせていたとしたら、それは嬉しい出来事。

低山ハイクとアバター [日記]

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三頭山山頂からの富士山。冬の低山ハイクは気持ちいい。特に冬生まれの自分は、「暑い」よりも「寒い」の方が得意で、歩いているうちに心地よく体が温まってくる、冬の標高1,000m以下の登山はうってつけ。尾根づたいの道を歩いている時に、谷から吹き上げて来る冷たい風に吹かれると、体の表面に漂う熱気が取り去られ、かつキーンと張り詰めた感覚に体が包まれ、えも言われぬ気持ち良さを感じる。冬枯れの木立の続く風景や、あり得ない程の厚みを持った落ち葉の絨毯を歩く感覚も楽しい。

話題の映画、「アバター」を観た。もちろん3Dにて。

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2010年スタート [日記]

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多摩動物園の虎。かっこいい!立派!更にきちんとサービス精神も持ち合わせています!

2010年になりました。本年もよろしくお願い致します。今年はどんな年になるのでしょうかね。変化が色々とめまぐるしくありそうですが、当店は相変わらず、マイペースを守りつつ、頑張っていこうと思います。

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山を歩きながら考えた事 [日記]

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霜柱さえも珍しい光景になってしまった自分。

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陣馬山から高尾山までは約19キロの山道。

先日の山歩き中にぼんやり考えていたこと。おそらく今の山登りの道具は相当進化していて、軽量、コンパクトになり、一昔前に比べて手軽に山歩きを楽しめるようになっていると思う。それでも、そこそこにきつい。とはいえ、自分の脚以外の交通手段などほとんど無かった時代の人達は、どこでも歩いて行ったのだろうし、山の多い日本、その足腰の強靭さは現代人の比ではなかったであろうと思う。それを考えると、自分を含めて、現代人の生き物としての生命力はだいぶ弱くなっているんだろうな、などとも思い、一瞬今のそんな状況を憂いてみたくなる。でももう少し考え続けてみる。

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その後のVOLVO240号 [日記]

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メーターが刻んだ数字は188,453。とりあえず目指せ190,000。

先日お盆以来久々にエンジンをかけようとした愛車VOLVO240号。が、しかし。うんともすんとも言わない…。でも室内灯、ヘッドライト、ブレーキランプはちゃんと点灯しているんです。バッテリーじゃないっぽい、電気系統の故障??セルモーター交換??とドキドキしながら保険会社のロードサービスを呼んで、調布のVOLVO専門修理工場までのレッカーを依頼。一体幾らの修理費用がかかるのかびびっていましたが、レッカー車に乗せるまでもなく、なんの事はない、ただのバッテリー切れでした…。

とりあえず修理工場まで自走し、一通りチェックしてもらいました。バッテリーの他、幾つかの消耗部品を交換して、¥80,000ほどの出費で(泣)メンテナンス完了です。また元気に走っております!可愛い奴です。いまだに、素人が相手だからと、ほとんど何にもしないで高額な請求書だけを突きつける、悪質な整備屋が存在する中、信頼して任せられる修理工場の存在、本当に有り難く、貴重ですね〜。

最近の車はアクセルワイヤーがなかったり、ディーラー以外でオイル交換すら出来ないハイテク車があるそうな。善し悪しは一概にはもちろん言えませんが、人間の手でだけメンテナンス出来る自動車がどんどん減ってくる事は間違い無さそうです。そんな今の自動車から比べると相当アナクロなVOLVO240号(コンピューター制御は無し)、何とも本当に愛しく思えてしまいます。

月々1万円の整備費用を用意すれば、しばらく大丈夫だとのお墨付きを頂きました。そこまでしなくても、とりあえず走る事は可能でしょう、とのお言葉も。このご時世、月1万は決して安くはない金額ですが、何とかがんばって維持して行きたいものです。まあ安く買ったので、やむを得ないですね。

大事にして30万キロくらい走らせたい!

つぶやき [日記]

はじめてみました。もしよろしければ、フォローよろしくですー。

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“でも、やるんだよ” [日記]

今月はブログに気が乗らない月間。久々の更新となってしまいました…。

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今の季節にぴったりのモダン・こけし。たまに「こけし」の中にもおおっ!と思わせられるデザインの物があるんですよね。

最近気に入っているフレーズ、“でも、やるんだよ”。何があっても、自分に問いかけて、この返事が返ってくればOK。人から見たら「無駄だなあ」とか、「そんな面倒な事を」とか、「よくそんな所で」とか、「効率が悪いのに」など、ネガティブに見える様々な要素があったとする。しかし、“でも、やるんだよ”。と言えればそれでいいのだ。「それでも、やる」と言う自分の気持ちだけが大切なのだ。そして逆もまたしかり。“でも、やらないんだよ”。やらない理由を、自分に向けてきちんと問いかける。そして、最終的に“やらない”を選択する。

どれだけ確信的に、“でも、やるんだよ”、または、“でも、やらないんだよ”と言えるか。この自分に向けての確認作業は、今後も続いて行く事でしょう。そうやって覚悟を決めて進んで行くのだ。時間をかけてでも、そうやって一つ一つ確信を強めて行けたら良いなと思う。

根本敬氏の著作に出てくるフレーズらしいのだが、僕は未読。耳にしたのは、CKBのライブDVDにて。最近仕入れの行き帰りの車内では、もっぱらCKBばかり。最高ですね、CKB。そしてもうすぐCarnationの新しいアルバムも発売です。こちらも楽しみ!

外仕事 [日記]

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表参道のインテリアショップ、H.P.DECOさんスタッフM君からのオーダー、「味のある大きなゴミ箱」を納品に。時間の余裕があまりなかったので見つかるかな、と心配していましたが、本当に運良く見つける事が出来ました。

日本でも人気の、パリにある食器等を制作する工房、Astier de Villatteの“La Poubelle et le Musee(ゴミ箱と美術館)ーアスティエ・ド・ヴィラットのインスピレーションの源ー”展に使用する為のゴミ箱。今回はデザイナーさんが来日され、会場構成、セッティング、ディスプレイを自ら手掛けられました。オープン前日の、ぎりぎりセーフ納品。デザイナーのお二人にもご挨拶出来てよかったです。

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昔良く公園で見かけた様な気がするゴミ箱(カゴ)ですが、質感、サイズ感、共に「Perfection!」と、嬉しいお言葉も頂きました。

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シンクロニシティ [日記]

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Synchronicity(シンクロニシティ)=「意味のある偶然の一致」。カール・ユングによって提唱されたこの概念は、科学的根拠によって説明する事の難しい要素を含んでいますが、古道具屋をやっていると、この言葉の意味を実感する時があります。

写真のカエルのブックエンド。開店以来、店頭で書籍を支え続けてくれておりましたが、先日売約済みとなりました。するとその夜に1本の電話が。「昨日拝見したカエルのブックエンド、お取り置きして頂けますか?」との事!「ごめんなさい、今日売れてしまったんです…。」ああ、なんというタイミング!!

1年以上置いていた商品なのに、この偶然の一致。しかしこの様な体験は1度だけでは無いのでした。う〜ん、何か意味があるとしか考えられない!?不思議です。とにかく古道具、アンティークは1点物が多い世界。決断はくれぐれもお早めに!というお話です。

ちなみに、この“シンクロニシティ”という言葉、初めて耳にしたのは例に漏れず、このトリオバンドのアルバムタイトルから。

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改めて、2年目突入にあたって [日記]

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府中市美術館で開催されている、「純粋なる形象 ディーター・ラムスの時代―機能主義デザイン再考」を見に行こうと自転車を走らせましたが、なぜか身も心も正反対に向かってしまい、多摩川沿いを西へ。途中数カ所のポイントはある物の、なかなか川を見ながらのサイクリングとはいかず。

改めて、2年目突入ということで、抱負など。

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